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ポーター(PORTER)のタンカーシリーズのバッグのファスナーが破損しているので修理したい。
結構引くのが重いので、コマ部分が軽くさびて動きが悪くなっており、ファスナーに負担がかかっていたのだと思う。
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さてこのファスナーが壊れているバッグをどうするか?鞄修理屋さんに持っていくか?
ファスナー以外はまだまだ使える状態であり、捨てるのは考えられない(もったいないし、環境にも悪いですよね)。
ポーターの正規修理に頼むのが一番良いのだが、時間がかかるということなので、今後の修理受付が出来なくなる事を覚悟のうえでDIY修理に挑戦してみた。
なお最新版の吉田カバンのファスナーは汎用品でなくなっているそうなので、壊れた場合は正規修理もしくはファスナーごと変えるなどの対応が必要になるだろう。
吉田カバンの修理でなく、自分でDIY修理をやってみる
結論からいうと、うまく交換できたのだが、中々てこずる部分もあり、無駄な手順もあったのでポーター のファスナー修理を 自分でした顛末を紹介する。
※ 結構大変なので、手先が器用でどうしても作業をやってみたいという人以外は正規店に修理依頼する事をお勧めします
※手順を公開しますが、もしご自身で作業される場合はケガやカバン自体の損傷に気を付け、自己責任で作業願います。
実際のファスナー修理手順
手順は、以下の通り。
●汚れを洗濯し、ファスナー部分の作りを確認( 上止めか、下止めのどちらを取った方がファスナー本体を外しやすいか判断し)
● 必要な部品を調達
●バッグの作りを見て、上止めか、下止めのどちらを取った方がファスナー本体を外しやすいか判断し、どちらかを外す
●ファスナーを入れる
●上止めもしくは下止めを止めて完了
まずは洗濯
まず、持ちて部分等が汚れていたので、酵素性の洗剤をつけて半日ほど置き、ネットに入れて洗濯機の手洗いモードで洗濯。このブリーフケースではないが、ショルダーストラップを付けるDカンがついているモデルなどでは洗濯の衝撃でグレーの金具塗装が取れたりすると思うので、洗濯はしない方が良いか、もしくは保護した方が良いかもしれない。
破損状況の確認
壊れたファスナーから確認。YKKの金属製のファスナーで、裏に10番と書かれている。
確認結果を踏まえ交換部品を調達
交換部品を調達、内容は以下の通り。
・ファスナー本体(10番) ※必ず交換したいファスナーのスライダーの裏面番号をチェックしてから購入すること
・ファスナー上止め
・ファスナー下止め
amazonでも売ってるようだが、近所のオカダヤで購入しました。
壊れた部品の取り外し
まず、簡単に取れそうな上止めを外す。
隙間にマイナスドライバーを入れてこじって取ったが、上止め自体が回ってしまって、うまくこじれないのでペンチで抑えて取る。傷がついてしまったが、元々真鍮メッキ?がはがれてしまっていたので交換前提という事で気にしないことにする。
ここでトラブル発生。上止めを外すだけでとれると思っていたファスナー本体だが、ファスナーはしの布部分がカバンに縫い付けられておりひっかかって取れない。そのため、下止めの方を外して外すこととした。
下止めは四つの爪で布に止められているので、爪をマイナスドライバーでこじって少し浮いたところをラジオペンチで起こす。
うまく取れたが、真鍮メッキがはがれているので新品に交換する。
下止めを外して、ファスナー本体がうまく取れるだろうと思ったがまたしてもうまく外れない。よく見てみるとファスナーの布部分がこちらもしっかりと縫い留められており、外れないようになっていた。ここはハサミで糸を切ることにした。気になる場合は後で縫っておく必要が有るだろう。
ここまでやってようやくファスナー本体が外れた。
交換部品の比較
これからつけるファスナーと元々つけるファスナーを比べてみる。元々ついていたファスナーはタブ部分が少し長い。PORTERについているファスナーは既製品ではなく特注品なのか、それとも年代によってデザインが違うのかはわからない。
交換部品の取り付け
下止めから左右のコマ数がずれないように新ファスナーを取り付ける。
取り付けられた。
まず、新しい上止めをつける。正式なつけかたがわからないがペンチ等で直接はさむと傷がつくので気を付けて作業する。ペンチと金づちで叩くのを併用した。
新しい左右の上止めが取り付けられた。
次は下止めを取り付ける。四つの爪を布部分に貫通させ、ペンチでつめを曲げた後に、金づちで叩いて止める。
完成した。
交換部品取り付け後の動作確認
動きなども問題無し。
ファスナーの滑りをよくするために少しだけシリコンスプレーをかけておいた、すぐにとれてしまうとは思うので気休め程度。
※間違えてフローリングの床などにかかるとすべりやすくなるので注意してください。逆に滑りの悪い網戸のレールなどにちょっとつけると動きが良くなります。
必要な部品達
※上記記事で使った部品達です、そのまま購入するのではなく、必ず交換したいバッグのスライダー裏面にある番号を確認してから購入願います
以下の下止めは上記の記事の製品とは形が違いますが、機能は一緒です。
ラジオペンチ・かなづち あまり使わないなら100均のもので良いと思います。
シリコンスプレーはプラスチックに使用できるので色々と重宝してます。
ポーターファスナーをDIY修理してみた結論&感想
結論としては、部品調達含め時間と手間がかかるので冒頭に書いた通りこういう作業が好きな人以外は正規店に修理依頼した方が良いと思います。正規店修理だと、ブランドネームタグだとか、布地の修理など、DIYでは無理な修理も可能だそうです。私はこういう細かい作業が好きだし、うまくいくと達成感が有るので今後もカバン修理に限らずやると思います。
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