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書評 株式

証券分析 グレアム 読んでみた

投稿日:2019-12-06 更新日:

 

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ざっくり感想

とにかく長い。
長いが数十年前の書籍にも関わらず現代でも通じる投資手法を記述している。
米国などでは市場が効率化しておりなかなかここを本書で言ってるようなバリュー株は少なくなっているようだが、日本ではまだ株式投資が一般的でないこともあって(とはいっても一千万人くらいは株式投資をしているようだから、人口の十分の一くらいはやっているはずなのだが)、本書の著者であるベンジャミン・グレアムの言うところのバリュー株がそこら中に溢れているように思える。

しかし米国ではバリュー株が少なくなったとはいうものの、実際の企業のバリュエーション以下の株価がつけられてる株を買うのはいうまでもなく不滅の原則とも言える手法と思う。

そのため数十年たった今でも通用しているのだろう。

 

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ざっくりした内容


とにかく本が分厚くてながいので、株式投資の参考にしたいという方は後半の章だけでもいいかもしれない。

証券の分析 Security analysis ということで本書は基本的に債権(国債、社債や地方債などなど)と株式を比較する形で、どちらがより投資適格かというような観点で書かれているため今現在の日本ではあまり参考にならないような昔のアメリカの鉄道債券などの紹介に非常に多くのページが割かれている。
ただ私はそういった債権のことについて記載されているページであっても何か現在に通じる投資のヒントになるかと思って一応目は通した。しかし、しっかり内容を理解するようなモチベーションが湧かず、単なる流し見程度になってしまったので時間の無駄だったかもしれない。

本書のポイント


本書の主張はチャートやら値動きに惑わされるのではなく財務諸表分析してバリエーションをし(企業価値の判断)それと現在の株価を比較し大幅に安い場合(この幅を安全域と本書では書いている)その場合にのみ投資をしろということであるそういった証券の分析プロセスを経ない株式の購入は投資でなく投機であるとぶった切っている。
グレアムのプロフィールをよくわからないが大学の先生?教授?をしていたということなのでそこら辺の理論構成は完璧でありそこら辺の投資家が反駁する余地はないだろう。
またグレアム流の投資手法を実践に用い、投資をしてきたバフェットが成功してるところを見るにグレアム流の投資に対する考え方は正しいということがすでに証明済みである。

ただはまりやすいトラップとしてバリュー投資というのはネットや煽り系雑誌などのメディアで見るような急激な大勝ちというのはなかなか実現するのは難しい。それどころかアクティビストも少ない日本株ではいわゆるバリュートラップにはまりこむ可能性も大いにある。

まあ普通に考えれば大勝ちをする=標準偏差で言うところのシグマ3かシグマ4の事象が発生してるわけであり、ダウンサイドの方もリスクを考えるとなかなか難しい。

なので爆益報告してる人たちをみたら、「ダウンサイドのドローダウンを考慮していないアホ」と見ることで多少精神的安定が図れるかも、しれない(酸っぱいぶどうとも言う)。

ただ株の現物買いであればダウンサイドリスクの方は自ずと限定され(ゼロ以下にはならない)アップサイドのみが無限に開かれている状況であるので、大幅なアップサイドを狙う投資であっても、依然として他の投資ジャンルと比べて株式が有利であることは間違いないという風には思う。

かく言う私もネットなどで見た、急激な大勝ちを目指して丁半博打の短期売買をちょっとやってみたが一切才能がなかったようであっという間に資産の大半を飛ばしてしまった。

だがしかし別口座でこのバリュー投資を試したところもちろん私のような素人では地合いの影響というものがほとんどであるという前提を考えても減ることがほとんどなく、少しずつではあるが利益を生み出してくれたのでやはりそういった体型短期売買でのエッジを見つけられない初心者であったり短期売買の才能が無いと思われる人にとってバリュー投資というのは非常に有効な優位性のある投資法だという事は確信する。
もっと言うとグレアム流のバリュー投資を実践してきたバフェットがあれだけ成功しているという事実を鑑みると挑戦者だけでなく超上級者であっても、また資産が桁違いの金額であってもやはりバリュー投資は有効であるということに 異論を挟む賢明な投資家はいないだろう(もっともバフェットがあれだけ規格外の資産を築いたのはバリュー投資だけでなく、レバにレバをかける投機やアクティビスト的な行動によるものだということなので、バフェットにおけるバリュー投資はバフェット流投資術のあくまで基礎的な部分なのだろうとは思う)。

ただしかし、バートンマルキールのウォール街のランダムウォーカーを読んだところによると、グレアムも晩年はバリュー投資の手法が米国市場において一般的になったことによりバリュー投資の優位性というものが薄れた、ということは自ら認めていたようだ。

そういう意味でグレアム自身の立場としては効率的市場仮説を支持すると言うコメントを残したということだ。

結論


グレアムの言っていることは非常にシンプルでありただ単に実際の価額より安くなってる株を買うことで利益が得られる。
ということだ。
これに反論の余地はない。
ただしかし初心者がバリュエーション(企業価値評価)をするのははっきり言って不可能なのでコツコツ勉強をしていくかバートンマルキールの言うようにインデックス投資をするかというのが実際の対応になると思う。
私といえば私はといえばコツコツ勉強をというのは性に合わないので徒手空拳、見よう見まねでバリュー投資らしきものをしている。

今のところ地合いのおかげで結果は出ている、しかし地合いさえよければはっきり言ってどんな投資法でも利益がでる。

暴落時の対応(バリュー投資の神髄が発揮されるかもしれない瞬間か?)

バリュー投資が正しいか間違ってるか真価が判断できるのはいつか来る急落時であり、暴落時だと思う。
今現在、暴落時に自分自身が想定してる行動としては暴落時には実際の企業バリュエーションと株価の差異を見て、株価の方が非常に低い価格を付けられているものを順番に判断して、ポートフォリオその時点で一番低い価額のものに次々と入れ替えていくという対応を想定している。
しかし私自身暴落相場の地合いを体験したことがなく実際に自身が直面した時には、ティルト(混乱)をしてしまうのは間違いないそのためとしたことを前提とした対応のイメージトレーニングと手順を今のうちから準備しておく必要がある。

また暴落というのはいつどのタイミングで来るか誰にも分からないため、いつそういった状況になってもいいように常日頃から準備をし、例えばレバはかけないことであったり、株価変動率の高い銘柄は触らないであったり、といったことを暴落前提で準備している 。

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-書評, 株式

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